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BojeckのFFじゃない日記

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2006年 02月 04日

ミュンヘン

『ミュンヘン』
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。
-goo映画より-

私にしては珍しく予備知識ナッシングで鑑賞開始。
普通は予告編でどんな映画か知った上で見るんですが、この映画の予告編って流れて無かったよな?

イスラエルvsパレスチナ 今もなお続く対立の構図。
ミュンヘン事件は、微かにTVニュースで見た記憶が。
パレスチナ問題についてはイギリスの2枚舌外交が引き起こしたぐらいしか知らず、見ていて自分の無知さにちょっとイライラ。

ミュンヘン事件の報復を開始する主人公達、ヨーロッパを転々としながら11人の標的を探し、そして血の報復を繰り返す。
殺伐とした報復の中でも標的以外の巻き添えは出さないようにする主人公。
そんな報復の日々の中で仲間の一人が暗殺される。

追い詰める立場だった主人公は、だんだんと追われる立場へ。
報復されていく仲間達、精神的に追い詰められていく主人公。
そして、愛する家族も、その標的に・・・

憎しみの連鎖は永遠に終わる事が無いのだろうか?
殺し続ける事が答えなのか?

私が予感した最悪のエンディングにはならなくてホッ。
ラストシーンの二人の会話にはスピルバーグから平和へのメッセージが込められていたと思う。

これから見ようと思う人は、イスラエルとパレスチナの歴史を知っておいた方が映画をより理解できますよ。単一民族国家(ホントは違うけど)の人間には理解し難いストーリーなんで。
このへん参考。

スピルバーグ監督は特撮ドンパチもいいんですが、社会派は抜群だね。
いやぁ、観て良かった。

by bojeck | 2006-02-04 23:59 | Movie


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