2005年 08月 07日

亡国のイージス

『亡国のイージス』
東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長(寺尾聡)は、先任伍長の仙石(真田広之)に、犯人が如月一等海士(勝地涼)であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファ(中井貴一)と共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美(佐藤浩市)たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。
-goo映画より-

「ローレライ」「戦国自衛隊1549」に引き続き福井晴敏さん原作、2005福井ワールド3部作のトリを務める作品。

『二度ある事は三度ある』のか?
『三度目の正直』となるのか?
前2作を見た人が、まだ我慢強くついて来れるのか?
「亡国のイージス」に責任が無い部分で、ぼじぇ的に盛り上がった今作。
原作本は購入済みですが、グッと我慢で読んでいません。事前知識はチラシと公式HPのみ!

いいじゃない( ・∀・)イイ!

やっぱり原作アリ映画は、原作の綿密な部分をどれだけ削って、映像で表現するか!ってのが大切だね。原作の出来に、そのまま乗っかるのでは無く。原作の根っこの部分を見極め、それ以外を排除しつつ、映像で表現する。削ぎ落とし方が少なく「あれも」「これも」と詰め込んで、結局何を伝えたいのか分からなくなったのが前2作。
阪本順治監督は、事前知識無しの観客には説明不足と思うが、原作の重いテーマを残しつつ2時間の映画に仕立てていてグッジョブ!
チャチなCGや特撮を入れるぐらいなら、省いた方がいいって事でFA。

女っ気ナッシング、無骨な役者陣!
主役の真田広之を始め、寺尾聡や佐藤浩一、中井貴一といったベテラン陣や、吉田栄ちゃんたち脇役も、いい演技しています。某国工作員(チェ・ミンソ)は紅一点ですが、存在が不思議ちゃん。

ストーリーは、リアルな軍隊描写に、フィクション少々をブレンドした、程よいサジ加減。無駄な説明も無く、真田ダイハード状態で突っ走ってくれます。
しかし、ラストシーンで笑いを取ろうとしちゃイカンですよ!
あそこは、もうちょっと、うまく作ってくれ_| ̄|○


福井3部作に出てくるキーワード
 ・東京ぶっ壊して日本再生
 ・専守防衛
 ・生きろ

「平和っていうのは戦争と戦争の間に流れる隙間じゃないか。日本はそれが60年続いたってことだよ・・・」by 岸辺一徳
淡々としたシーンの中で、非常にインパクトのあるセリフだった。

「日本」について考えるには、政治的にタイミングの良い時期の上映だと思う。福井3部作の上映で「日本」の行き先を考える人が増えて欲しいと願わずにいられない。
映画観る人は公式HPで人物相関とバックグラウンドを把握しておくと吉。

さあ、原作を読もう。
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by bojeck | 2005-08-07 23:59 | Movie


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